おぼえがき

食べ物と健康にまつわる情報についてなんやかんや言って楽しむためのブログです。

プチ断食も意外といいのかも

絶食は肥満の解消に役立つ! 週末サボってもOK

マウスはさまざまな高脂肪食や高糖分食を与えられたが、絶食によって代謝性疾患の発症が抑制されることが観察され、その効果は絶食した期間と関連していた。また興味深いことに、ヒトにはありがちな「絶食をサボる日」(絶食を解除してマウスが自由に摂食できる日)を週末に設けても発症抑制効果が維持されることも確認された。

巷で話題の「プチ断食」デトックス効果があるなんていわれていて、
なんで食事を抜くだけで毒素が消えるんだ?そもそも毒素ってなんなんだ?と疑問だらけだったのですが。
この記事を見て、ダイエットには役立つかもしれないなと思いました。
まあ、「断食すればその前に何を食べてもチャラになる」とは思ってほしくないけれど。

知らないうちに摂取している砂糖


砂糖の摂りすぎを警告すべく、コーラを1日10缶、30日飲み続けた男 - IRORIO(イロリオ)

まあ取り過ぎた分のエネルギーはしっかり体につきますよねーというおはなし。

アメリカ人の添加砂糖の摂取量が194gと書かれていますが、日本人ではどれぐらいなんだろう?と思ったので調べました。
農林水産省の統計によると、平成24年の日本の甘味需要量は一人当たり25.3kgで、平成13年25.9kgから毎年だいたいこれぐらいの値です。
1日当たりに計算しなおすと69gになります。
これは砂糖、異性化糖*1、加糖調製品*2中の糖の量を合計したものです。

アメリカに比べれば少ない値ですが、WHOが今年の3月に出した指針案では、糖分の摂取量を1日の摂取エネルギーの5%未満にすべきとされています。


CNN.co.jp : WHOが砂糖摂取量で新指針案 炭酸飲料1缶で摂り過ぎに

糖分を単体で摂取することは少ないですが、料理に使用した砂糖はもちろん、上に書かれたような飲料やお菓子だけでなく、パンやスープ、マヨネーズなどの加工食品にも意外と糖分が含まれていると記事には書かれています。

このWHOの指針を守るとすると、
一日の摂取エネルギーを2000kcalとしたとき、5%は100kcal。
砂糖は種類にもよりますが、100gで約380kcalなので、摂取できる上限量はだいたい26.3gとなります。

この指針を踏まえて、日本でも2020年版の食事摂取基準で糖類摂取量基準を策定する流れになっているようです。


厚労省、20年に日本初の糖類摂取量基準策定へ~消費者庁の対応次第では非表示の懸念も | ビジネスジャーナル

将来的には、より糖分摂取を減らしていかなければならない世の中がやってくるかもしれません。

*1:清涼飲料水に使用されている糖

*2:糖が入っているココア、コーヒー、粉乳など

それは本当にトランス脂肪酸のせいなのか

トランス脂肪の消費で、男性の記憶力が悪くなる

約1,000名の健康な男性を対象にした最近の研究により、トランス脂肪を多く消費する人は、単語記憶テストで顕著に悪い結果が出ることが示された。関連の強さは、年齢・教育・民族性・抑うつなど要因を考慮後も残ったという。

「多く消費する人」の「多く」ってどれぐらいなんでしょうね?
日本人はアメリカ人に比べてトランス脂肪酸の摂取が少ないということを以前の記事に書きましたが、日本人でも有り得る量なのかどうかが疑問です。

あと、トランス脂肪酸を多く摂取しているということは、その分脂質を多く摂取しているということなので
今回の結果がトランス脂肪酸だけの影響なのか、脂質の摂取量による影響なのかが見分けられないのでは?
と思いました。

純粋にトランス脂肪酸のみの影響を調べたければ、片方の群にはトランス脂肪酸入り、もう片方の群にはトランス脂肪酸フリーの食品を食べさせて行うような介入研究をする必要があると思いますが、短期間で記憶力に差が出るとも考えにくいので難しいような気もします。

相関関係と因果関係

高齢で自然妊娠する人は長生き 海外ニュース【健康美容EXPO】

記事にも書いてあるし、当たり前のことですが
「高齢妊娠したから長生きになった」のではなくて、
「体の老化が遅いから高齢妊娠も長生きもできる」のですよね。

「Xな人はZである」と聞くと、Xが原因でZが起こっていると思いがちです。
でも、Zが原因でXが起こっていることもあるかもしれないし、
Xな人はYで、Yが原因でZが起こっている可能性もあるし、
Aが原因でXもZも起こっていることだって考えられます。
今回の例だったら分かりやすいけれど、さも因果関係がありそうで実はない例もあるので
文をよく読んで考えなければならないなと思うのでした。

砂糖の摂取と若者の体重

砂糖入り飲料を飲んでも活発な若者は太らない?:世界の最新健康・栄養ニュース

ミズーリ大学の研究チームでは主に炭酸飲料から摂取している砂糖の量について調査をおこない、高果糖、高ブドウ糖の飲料を短期間に中程度摂取しても、体重が安定していて体をよく動かす青少年の体重にはほとんど影響しないということを発見した。

「砂糖入り飲料はこれまでに考えられてきたほど若者にとって不健康なものではなく、逆に子供たちを元気にさせるものです」とミズーリ大学栄養運動学部教授のジル・カナレイ博士は述べている。「身体活動は、砂糖入り飲料の大量摂取による悪影響に対して抑制的な効果があるのです。」

15~20歳の健康な男女40名に高ブドウ糖または高果糖の飲料を2週間毎日摂取させたところ、体重が安定しており、身体活動量の多い思春期男女では、コレステロール、トリグリセリド、血糖、肝臓インスリンリアランスに影響はみられなかったそうです。

結果を簡単にまとめると、「砂糖を多少過剰摂取しても、若いうちは活動的ならば影響はない」ということ。
若いうちは基礎代謝が高いことと、
摂取エネルギー量≦消費エネルギー量ならば太らないということが反映された当たり前の結果です。

ただ、それがどうして「砂糖入り飲料を飲むと元気になる」という解釈になってしまうのかが疑問。

あと引っかかるのは、
今回の調査が、糖分を「短期間に中程度」摂取させたものであるということ。
病気を引き起こすような習慣って、おそらく2週間どころじゃなく、年単位で続いているものだと思うのですが。
甘いものを好む習慣が青年期にできると、一生の嗜好に影響しそうですし。

介入研究だけでなく、疫学調査の結果を調べて比較してみたいです。

牛乳の死亡率よりも脂肪量のほうが気になる


牛乳をたくさん飲むと骨折率や死亡率が上がる、という研究結果が発表される - GIGAZINE

スウェーデンでの研究です。

この調査結果から、牛乳の消費量と死亡率や骨折頻度の間には関係性があることが明らかになっています。女性の場合、1日に3杯以上牛乳を飲む人は、1日1杯以下しか牛乳を飲まない人と比べてなんと1.93倍の死亡率であったことも明らかとなっており、股関節を骨折する確率は60%高く、骨折全般で見ても15%も割合が高くなることが判明しています。

スウェーデン人女性の死亡率と牛乳の摂取量に最も大きな関連性が表れており、男性の場合は1日の牛乳摂取量が多いからといって死亡率が高くなる、ということはほとんどないようです。また、骨折全般でみるとあまり大きな差がないようですが、股関節の骨折だけで見てみると男女ともに牛乳の摂取量が多くなると骨折率が高くなっていることも分かります。

「股関節骨折」ってなんだか聞きなれないですが、骨粗しょう症の人に多い骨折部位で
具体的には、大腿骨の頸部(骨盤とくっついている部分)の骨折をさします。

今回は40代以上の人を調査していますが、骨粗しょう症を予防するためには子どもの頃~若い頃にカルシウムを摂取して骨量を上げておくことが大切です。
40代以降のカルシウム摂取に意味がないわけではないと思いますが、骨量を上げることはできません。
なので、若年期までの牛乳の摂取量も関係があるのではないかと思います。。

1日3杯以上、っていうのもなかなか極端な気がします。
2006年の調査によると、スウェーデン人は1年間に1人当たり145.2kgの牛乳を摂取しているそうです。これは1日あたり400gにあたります。
日本人は35.8kg、スウェーデン人の1/4です。
スウェーデンでは1日に3倍以上摂取している人も少なくないのかもしれませんが、日本ではそこまでする人はなかなかいなそうです。

死亡率が上がる原因として、牛乳に含まれるラクトース*1が分解されたガラクトースが老化に影響を及ぼすためだと考えられています。
ラクトースを分解する酵素を持たないラクトース不耐症(牛乳を飲むとおなかがゴロゴロするっていうあれです)の人には、この結果が当てはまらないかもしれないと論文中では述べられています。

ガラクトース以前の問題として、牛乳の飲み過ぎは脂質の摂り過ぎにつながります。
日本栄養士会 栄養相談Q&A 牛乳はカルシウム豊富だから、いっぱい飲んでもいいの?」から引用しますと

  普通牛乳100g(約97mL)中には3.8gの脂質が含まれています。水の代わりに牛乳を飲むと、1L以上の牛乳を1日に摂取することになります。仮に1L(約1000g)摂取すると、牛乳からの脂質摂取量が約40gとなります。1日2000kcal程度の推定エネルギー必要量の場合、好ましい脂質摂取量は約45~67g程度ですので、牛乳を多量に摂取すると脂質の過剰摂取が懸念されます。
(中略)
 一方で、牛乳摂取400ml程度では、血中コレステロールの上昇や体脂肪率の増加は見られないという報告があります。カルシウムは日本人の食習慣では不足しやすい栄養素であり、牛乳は有効なカルシウム源であることから、1日200ml以上、400ml程度までの摂取を目安とすると良いでしょう。

なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとしということでしょうか。

追記

同じ論文を記事にした別のサイトをみつけました。


牛乳の飲み過ぎは健康に悪い?スウェーデン研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

ここでは、牛乳と骨折率の増加は「因果関係の逆転」である可能性があるとされていました。
骨粗しょう症の人ほど牛乳をたくさん飲むので、骨折する人ほど牛乳を飲んでいる、という状態になっているかもしれない、とのこと。なるほど…

*1:ガラクトースグルコースが結合した糖

オーガニックとマック、どちらがおいしいか


【実験動画】マクドナルド商品をオーガニックマニアに「有機食品です!」と食べさせてみたらこうなった | ロケットニュース24

オランダの動画だそうです。
マクドナルドなんてとんでもない!」と考えていそうなオーガニックマニアたちが、マックのナゲットをほめたたえているのがシュールでよろしい。

ちなみに、コーヒーをつかった同じような結果の研究もありました。
オーガニック好きは要注意!! 人は“オーガニック”と聞くと味もオイシイと感じるとの調査結果 - IRORIO(イロリオ)

「現代人は舌ではなく頭で味わっている」と、何かの本に書いてあった気がしますが、やっぱり人間って前情報に騙されやすいものなんですね。

それにしても「オーガニック」のイメージの良さに驚くばかり。
オーガニック=有機栽培ということであって、必ずしもおいしいわけではありません。
オーガニックでない食品にも、おいしいものとおいしくないのがあるのと同じことです。

別にオーガニックを否定するわけではありません。
オーガニックのよさを理解したうえで選ばれているのなら納得ですが、なんとなくおいしいらしいとか体にいいらしいというイメージだけが伝わっているのかなという点が気になります。

私は、オーガニックだろうがマックだろうが、おいしいかおいしくないかは自分で判断したいなと思いました。