カフェイン抜きのコーヒーだけが肝臓に良いのか?
このタイトルを見て、
「カフェイン入りだと何か問題があるのか?」と思って記事を読み始めたのですが
1日に3杯以上のコーヒーを飲む人は、コーヒーをまったく飲まない人に比べて、ALT、AST、ALP、GGTが低めであることが明らかになった。カフェイン抜きのコーヒーしか飲まない人でも同様の傾向が見られたという。
とのこと。
要するに、カフェインが問題なのではなく
カフェインが含まれていようといまいと、コーヒーは肝臓に良いかも。ということ。
この結果は、「コーヒーに含まれるカフェイン以外の成分が肝臓に良い影響を与えている」ということが分かるため、
今後の研究に大いに生かされていく有用なものであると考えられます。
しかし、この記事のタイトルは問題ありなのでは?
なぜなら、この結果がイコール「カフェイン抜きがよい」ということにはならないはずだからです。
あえてカフェイン抜きを推す理由が見つかりません。
いや、間違いではないんですよ。
でも、「通常のコーヒーでも肝臓に良い」ということが伝わらないタイトルですよね。
「コーヒーの成分が肝臓を保護する」とかぐらいでいいんじゃないでしょうか。
最近ネット上の栄養に関する記事をチェックしているのですが
(前回・前々回の記事にあるように、Facebookでシェアしようと思っているので)
たまにこういう、記事のタイトルと内容にギャップのある記事が見受けられます。
きちんと論旨を反映したタイトル付けをしてほしいと思いつつ、
読み手としては、文章はきちんと最後まで読んで理解しなければ、と感じたのでした。